中國初の空母の想像図
「空母は建造中だがまだ完成してない。話は完成してからだ」----。香港紙?香港商報が7日付で報じた陳炳徳?人民解放軍総參謀長のこの発言に、世界はたちまち注目した。國內外が何年も憶測してきた中國初の空母に関する情報を、軍高官が初めて認めたのだ。新京報が伝えた。
■「最も保持できなかった軍事機密」?
最近、大連で「改裝」中の舊ソ連の「空母」「ワリャーグ」の寫真數枚がネット上で次々に転載された。寫真からは「空母」に中國海軍仕様の塗裝が施され、大型艦橋も完成間近であることがわかる。
英紙ガーディアンなどは中國の「空母」建造を「最も保持できなかった軍事機密」と指摘している。報道によると「ワリャーグ」は全長302メートル。米「ニミッツ」級空母よりは小さいが、仏空母「シャルル?ド?ドゴール」(261.5メートル)や英「インビンシブル」級空母(194メートル)より大きい。
カナダの「漢和防務評論」は「ワリャーグ」は年內に試験航行の段階に入ると指摘。別のメディアは空母は「施瑯」と命名されると予測している。ウクライナ國防産業の消息筋は「漢和亜洲防務」の取材に対し、中國「空母」の建造と改裝にウクライナ國営企業が參加したことを明らかにした上で、「ワリャーグ」にはウクライナ製の主動力裝置が搭載されるだろうと述べた。
一方、英誌ジェーン?ディフェンス?ウィークリーは、「ワリャーグ」はフェーズドアレイレーダーや地対空ミサイルを搭載。各種戦闘機50機の搭載も可能との見方を示している。艦載機パイロットの訓練は08年から行われているとする外國メディアもある。
「長年大連にあり、外國人の立ち入りは禁止されてきたが、6萬7500トンもの軍艦の存在を覆い隠すのは容易ではない」とガーディアン紙は指摘する。朝鮮日報も「中國の空母建造はすでに『公然の秘密』だ」としている。
■米海軍「懸念していない」