米原子力航母ジョージ?ワシントンが12日午前、米海軍橫須賀基地(神奈川県橫須賀市)を出港した。今後數カ月間、西太平洋の海域で各國と連攜し警戒任務に當たる。ベトナムは13日、中部の沖合で実弾演習を行った。米空母の今回の行動はとりわけ各界の注目を集めている。
◆米艦長「情勢を安定へ」
日本のメディアによると、デビッド?ラウスマン艦長は出港前、特定國への言及を避けながらも「太平洋地域の同盟諸國との共同作戦で地域全體を安定させることがわれわれの使命だ」と話した。さらに、南中國海では中國とベトナムの間で、南沙諸島の領有権をめぐり緊張が高まっていると特に伝えている。
ラウスマン艦長はまた、東日本大震災についても「空母の多くの乗組員は日本人の家族がいる」とし、「多くの被災者が家に帰れず、復興作業も続いている。日本を離れてもわれわれの心は彼らとともにある」と述べた。
◆ベトナム、きょう実弾演習を実施
ジョージ?ワシントンの出動は各界の注目を集めている。それより先、ベトナムは13日に中部の沖合で実弾を使った演習を行うと発表。同海域に近づかないよう警告した。同海軍の演習は中部クアンナム省沖約40キロの海域で行われた。この場所は西沙諸島から約250キロ、南沙諸島から約1000キロ離れている。演習は現地時間の午前8時から正午までと、午後7時から夜半までの2回にわけて実施される。ベトナム外交省の報道官は、今回の軍事演習は毎年行う通常の演習だとする一方、ベトナム政府は同時に、南中國海の領有権問題解決に向け米國を含む國際社會の協力を歓迎すると表明した。しかし米國は早くからベトナムの軍事演習に反対し、平和な問題解決を呼びかけている。
ベトナムは南中國海の領有権問題をめぐり強硬な姿勢をとっている。ベトナムは先月下旬に3隻の中國船がベトナムの石油探査作業を妨害したと主張、今月9日にはまた中國船がベトナムの石油探査船の器材を破壊したと非難した。その後、13日に実弾演習を行うと発表した。
ベトナムの一連の行動について中國外交部は、南沙諸島海域における一切の活動を停止するようベトナムに求め、ベトナムの石油探査船の器材を破壊したという事実も否定した。
◆米比、今月下旬に合同軍事演習