文=俞天任
筆者が勤める會(huì)社は自動(dòng)車部品を作っている。自動(dòng)車は現(xiàn)在、日本にとって真の基幹産業(yè)だ。いわゆる基幹産業(yè)とは生産高が國內(nèi)総生産(GDP)に占める割合にとどまらず、さらに、この産業(yè)がその他の産業(yè)をけん引しているか、また就業(yè)率への貢獻(xiàn)度にも目を向ける必要がある。もともと日本には家電と自動(dòng)車という2つの基幹産業(yè)があったが、家電産業(yè)は韓國と中國に挾み撃ちされる中、低中級(jí)品市場(chǎng)はほぼすべてを失い、高級(jí)デジタル製品のみが殘っているが、基幹産業(yè)としての地位はすでに失われており、実際には日本の現(xiàn)在の基幹産業(yè)は自動(dòng)車だけだ。
元旦に出勤し、すぐ関係先に新年のあいさつ回り。一通りすませた後、どの顧客も筆者の會(huì)社と大差ないことに気づいた。以前と利潤(rùn)を比べると大きな差があるのはもちろんだが、注文はまだあり、単価は當(dāng)然ながらますます低くなっている。それでも完全に黒字にならないというのではなく、ただ利益が下がっているのだ。
昔の喜色満面の様子を浮かべ、今朝の心痛の表情を目にし、將來のさらなるため息を思いながらも、不可解なのは、眼前の12年への展望を語り始めると、一斉に大きな自身をみせたことだ。12年が過ごしにくくなることはない、と誰もが考えており、ある企業(yè)の社長(zhǎng)はなかば冗談めかしてこう言った。「弊社が破産、倒産するのは今年ではない」
事実、こうした楽観的観測(cè)は昨年初めから出てきた。當(dāng)時(shí)、トヨタが最も早く08年のリーマンブラザーズ破産による世界的な金融危機(jī)から抜け出しことで、誰もがトヨタが先導(dǎo)する新世代のハイブリット車と電動(dòng)自動(dòng)車ブームに期待を託した。だが、3月11日に起きた東日本大震災(zāi)で部品メーカーは打撃を受け、さらにはそう短くない期間、日本國內(nèi)のすべての自動(dòng)車総ラインは生産を停止する事態(tài)に追い込まれた。ようやく生産を再開すると、今度はタイで洪水が発生。災(zāi)害が自動(dòng)車メーカーにもたらした打撃は、地震に比べ?zèng)Qして小さくはない。しかも災(zāi)害はまだ完全には収束していない。