安倍晉三首相は27日、千葉で行われたインターネット愛好家が集まるイベントで、迷彩服を著て陸上自衛(wèi)隊の最新型戦車に乗り、參院選に向け會場に集まったネット世代にアピールした。日本の若いネット市民は、「安倍首相は高い支持率でのぼせ上がったのか、実際の行動で國際社會に日本の軍國主義復(fù)活を非難するための“証拠”を提供するなんて “日本の恥”」と鋭く指摘した。
中國中央電視臺(CCTV)は1日、次のような番組を放送した。
司會:日本の首相の「天皇陛下萬歳」三唱は何を意味するのか?東京の張剣記者につながっています。日本の首相が「天皇陛下萬歳」を三唱するのは正常なことなのか?日本では一般的にどういう狀況でこうしたことが見られるのか?
張剣記者:まず、天皇萬歳三唱は日本敗戦前の帝國議會の伝統(tǒng)で、舊日本帝國の色彩を帯びていることは周知の通り。前回首相が天皇萬歳を叫んだのは何時ごろか?日本には明らかな記載は殘っていませんが、これが正常な現(xiàn)象でないことははっきりしている。戦後、政治家が公のこうした場所で天皇萬歳を叫ぶのは極めて珍しい行為といえる。
日本政府はホームページで記念イベントの全過程を動畫で配信したが、動畫の最後、つまり天皇萬歳と叫ぶ場面で天皇陛下の4文字の音が消え、われわれは萬歳の音しか聞くことができない。日本政府はマイクの故障で、故意にしたことではないと説明しているが、この説明は言い訳がましい。おそらく日本政府もこうした場面で天皇萬歳と叫ぶのは妥當(dāng)な行為ではないということはわかっていると解釈できる。その後、日本國內(nèi)の政界、メディア、學(xué)界もこの天皇萬歳に注目している。
多くの批判的な聲は安倍氏本人に向けられた。例えば社民黨や日本共産黨は「天皇は政治に參加しない上、靖國神社參拝を反対している。安倍氏のこうした行為は明らかに天皇の権威を利用した改憲のための世論作りだ」と指摘。沖縄タイムスは、「約40分のイベントで天皇は一言も発言せず、安倍氏一人の舞臺だった。安倍氏が最後にとった行動はまさに戦前の日本に戻った感を人々に與えた」と伝えた。
安倍氏の最近の行動、例えば靖國神社に供え物を奉納したこと、迷彩服を著て戦車に乗ったこと、天皇萬歳と叫んだことなどはいずれも政治的にはグレーゾーンで、わざと自らの保守的色彩を示す行動であり、これには十分警戒する必要があるとの見方を示す學(xué)者もいる。沖縄國際大學(xué)の石原教授は「安倍氏の行動で日本は軍事大國の道へまた一歩近づいた」と話す。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2013年5月2日