「問(wèn)題は米國(guó)が日本を扇動(dòng)するほど中國(guó)の強(qiáng)い反発を招くことだ。日本のナショナリズム感情を利用して中國(guó)を牽制するやり方は小事にこだわって大事をしくじり、日本に中國(guó)対抗を促す戦略的コストは極めて高くつく上、中國(guó)は挑発を受けたと感じ、一部の國(guó)際問(wèn)題において米國(guó)との協(xié)力が減るだろう。日本の力を借りて中國(guó)とバランスをとる本意は米國(guó)の負(fù)擔(dān)を軽減させることだが、実際にはより重い負(fù)擔(dān)を背負(fù)うことになる」とエツィオーニ氏は分析する。
呉主任によると、一方で米國(guó)の対日政策には第二次世界大戦の成果や國(guó)際秩序の翻案は認(rèn)めない、軍事上の完全な正常化は認(rèn)めない、日本の核兵器保有は認(rèn)めないなど「最低ライン」があり、一方で臺(tái)頭する大國(guó)(中國(guó))と既存の大國(guó)(米國(guó))との間の問(wèn)題が主要問(wèn)題で、日米間の問(wèn)題、例えば憲法改正、集団的自衛(wèi)権行使などは二の次だと米國(guó)は考えている。この考えをベースに米國(guó)は日本に対する規(guī)制を緩和しているが、この點(diǎn)で逆に米國(guó)が日本に利用される可能性がある。
呉主任はさらに、「米國(guó)がアジア太平洋リバランスを唱えて以來(lái)、日本は積極的にそれに従っている。日米は日本がより多くの地域の安全保障で役割を果たし、共同で中國(guó)を牽制する點(diǎn)で戦後最高ともいえる戦略的共通認(rèn)識(shí)を得た」とし、「日米はアジア太平洋地域の政治、安全保障、経済の優(yōu)越的地位を共同で守り、主導(dǎo)している地域の秩序とルールに中國(guó)が挑み、覆すのを防ごうとしている。日米の動(dòng)きは地域の各國(guó)間の戦略的相互信頼の構(gòu)築を妨害し、対立を形成しやすくしている。寛容かつバランスがとれ、開(kāi)放的な協(xié)力関係の構(gòu)築を模索すべきだ」と指摘する。
「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版(チャイナネット)」2013年4月1日